文章の達人
~「伝わる文書」を書く6つのポイント~
1.文書の目的を明確にする
- ・誰に書くのかを改めて意識する
- ・何について、何のために書くのかを考える
- 誰に何を伝えたいのかを考える。最初に意識するのは、誰が読むか。上司に提出する文書なら、上司の目線で何を求めているのか、何に使うのか、何を判断したいのかを考える
2.読み手に内容が伝わる件名を付ける
- ・文書の内容がひと目で分かる件名を付ける
- ・その文書にふさわしい文体、書体を考える
- ひと目で文書の内容を理解できる件名を付けることで、相手にすぐに伝わるだけでなく、処理の効率化や検索も容易になる。具体的かつ簡潔に15文字程度に収めて書こう
3.必要な要素を押さえて構成を考える
- ・5W3Hにのっとり、必要な要素を落とさずに書く
- 5W3Hとは…
- Who…誰が(主語)
- When…いつ(日時)
- Where…どこで(場所)
- What…何を(行動)
- Why…なぜ(理由)
- How to…どのように(方法)
- How much…いくらで(金額)
- How many…どのくらい(数量)
- 上の5W3Hがビジネス文書に最低限必要な要素。自分が書く文書の内容の5W3Hを書き出してみよう。
- もし金額や数量など、必要のない項目がある場合は項目から外して
4.箇条書きで分かりやすく書く
- ・一文に詰め込みすぎず、箇条書きで整理する
- ・一文の長さは50文字以内で収める
- ・一文の中に読点は2つまでと意識する
- 必要な情報を箇条書きで書き出す。その際、上記のルールを守ること。情報のもれや重複を確認。
- 必要のないものを削り、残ったものを時系列、重要な順など、いろいろな順に並べ、最も説得力のある順序を選ぶ
5.正確に書けているかチェックする
- ・誤字・脱字がないか最後に一読する
- ・事実と所感(自分が感じた事)を分ける
- ・重複する表現は削る
- ・文末のあいまいな表現は避ける
- 誤字・脱字がないかを確認。箇条書きの一項目に事実と所感(自分の感想や意見)の両方が入っている場合は分ける。 「多分」「だろう」などのあいまいな表現は削る
6.余白や行間など、文書をバランスよく仕上げる
- ・周囲のスペースをゆったり取る
- ・段落の終わりを一行~三行空ける
- ・行間を適度に空ける
- ビジネス文書はA4サイズの紙1枚に収まるように書くのが基本。入らない場合、行間を詰めてしまいがちだが、読みづらくなるので、文章を校正し、より簡潔になるように整理を。